不動産仲介業者の資格とは【2020-03-20更新】 | 川口市の不動産｜センチュリー21ウインズホーム

不動産仲介業者の資格とは2020-03-20

不動産の売却を行うときには不動産仲介業者に依頼をし、物件を売却してもらうことになります。また中古の不動産物件を購入する際には、そうした委託を受けた不動産仲介業者の広告を見て物件を購入することになります。実はこうした業務を行うためには、免許が必要なのです。このような免許を宅地建物取引業免許といいます。
宅地建物取引業の免許はその名称の通り、宅地建物を取引することを業務とした場合に必要になる免許です。業務にするということは、物件を商品として取り扱い、それを販売するということです。個人間で物件の売買をする場合にはこうした免許は必要ありません。
一般的にある多くの業務の中で、許可が必要な職業は多くあります。不動産の取引そのものには許可は必要ありませんが、不動産取引を業務とする場合には許可が必要になります。
不動産は国民の大切な財産です。その大切な財産が的確に取り扱われるために、そして宅地や建物という取引金額が高額なものを取り扱うために高度な専門性が必要とされるため、許可を受ける必要があるのです。
許可を受けるためには宅地建物取引士の資格が必要になります。宅地建物取引士は宅建という名前で一般的に知られています。


買い手、売り手を探すことが難しい

仲介業者を介さずに個人間で土地や建物などの不動産の取引を行うことはあり得るのでしょうか。
あまり一般的ではありませんが、個人間で契約を結び個人間で土地や建物の売買を行う場合もあります。例えば住んでいる場所の隣に空き地があり、その空き地を利用して自宅を増設したいケースなどです。両者間できちんと話し合いが行われ、引き渡す価格その他の条件において合意できれば売買契約は成立します。しかし、それはあくまで両者間で合意が成立しそして両者が土地の売買の契約に対してきちんとした知識を持っている場合にだけ行えることです。
その不動産を欲しがる人からアクセスがあるということは非常にまれなケースでしょう。一般的に不動産を売却、もしくは購入する場合には、その売買の意思を広く知らせなければなりません。
売却したいという不動産所有者が不動産仲介業者に委託をして広くその売却する意思を知らせる。一方で不動産購入希望者はそうした仲介業者の広告を見て自身の希望に近い物件を探していきます。また、購入希望者が物件の確認がしたいときなどに、持ち主に代わって
そうしたマッチングを行うのが不動産仲介業の行っていることなのです。


不動産仲介業者には資格が必要

こうした不動産仲介を行う事務所の規定とはどうなっているのでしょうか。先に挙げたように不動産仲介業を行うためには許可が必要になります。ではその許可を出しているのはどこなのでしょうか。
宅地建物取引業免許の許可権者は国土交通大臣もしくは都道府県知事です。事務所の所在位置がひとつの都道府県の中にある場合には都道府県知事によって許可されることになります。事務所が複数あり、その事務所が複数の都道府県にある場合には国土交通大臣によって許可されることになります。
また、実際に業務を行う際には宅地建物取引士の設置が義務付けられています。各事務所において最低1名以上の宅地建物取引士の設置が条件づけられています。また、事務所内にいる従業員の数に対しても規定があり、その従業員の総数に対して20パーセント以上の割合で宅地建物取引士の資格を持っていることが義務付けられています。


宅地建物取引士をきちんと持っているかどうか

宅地建物取引士は国家資格です。この資格を取るためには、宅建試験を受ける必要があります。土地や建物の売買、賃貸物件のあっせんをするためには不動産に対する専門知識が必要になります。一般的に不動産に対する専門知識や売買経験を持っていない人がほとんどです。そうした人たちが不動産の取引の中で不当な契約を結んでしまわないよう、重要な項目に関して説明をする必要があるのです。そうした重要事項説明を行うことができる資格が宅地建物取引士の資格であり、こうした資格なしで客に重要事項を説明することは許されていません。
不動産の売買は非常に高額なものの売買です。その売買にあたっては専門の知識が必要になります。そうした専門の知識を持った人員をきちんと確保しておくことも不動産仲介業を営む上で非常に大切なことなのです。
不動産の売買を行うために現実的な方法は、不動産仲介業者を利用することです。そうした際には安心できる不動産仲介業者を利用することが重要なことです。国によって定めたられた不動産取引許可や宅地建物取引士の設置などは、不動産仲介業者が的確に運営されるために取り決められている事柄です。不動産仲介業者を利用するためには、まず確実にそうした要綱を満たしているのかどうかということを確実に確認しておく必要があります。

ページ作成日　2020-03-20